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メガネのねじ

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解説一般的に、ねじやボルトは反対側をナットで締めることにより、ゆるみ止めの効果や強度を向上させています。
しかし、ナットが使えない場所があります。その中でも身近な物が ”めがね”です。めがねには両端に『つる』と呼ばれる部分があり、つるでめがねを耳に掛け、落ちないようにしています。
めがねとつるを接合している部分(リムとテンプルを繋ぐ丁番)にはネジが使われていますが、めがねは着けたまま行動したり、または外したりするため、多くの振動にさらされています。
メガネのねじのゆるみ止め振動はネジのゆるみを引き起こすため、めがねのネジには"ゆるみ止め加工"が必要になるのですが、眼鏡には軽さも求められるため、反対側をナットで締めたり、複雑な機構によるゆるみ止め加工を施すのは難しい事情があります。
この問題を解決するのが南部製作所の「アロック」に採用されている特殊ナイロンによるゆるみ止めです。
加工に用いるナイロン11樹脂は100%植物由来のため、環境やお使いになる方に優しいです。ゆるみ止めの加工も雄ネジへの融着加工の為、構造もシンプルで、めがねを重くすることなく 優れたゆるみ止め効果を発揮するため、多くの「めがね」に使われています。

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